| 咳はなぜ出るのでしょうか? |
| 〜 咳には必ず原因あり! 〜 |
| A1 |
| Q1 |
| 咳が出る原因は様々ですが、咳の種類には痰を伴う『湿った咳(湿性咳)』と |
| 痰がほとんどない『乾いた咳(乾性咳、空咳)』に大別されます。 |
| それぞれのタイプの咳は原因も異なるため治療の方法も異なります。 |
| 湿性咳は、痰を外に出すための咳で、生体防御に必要ないわば『必要悪』の咳と |
| 言えます。 |
| 乾性咳は、痰を伴わないこらえきれない咳で、咳そのものが病的です。 |
| 咳型喘息(喘鳴を伴わない咳が中心の咳)やアトピー咳(アレルギー性の咳)などが |
| あり、夜間から明け方に多い、咳止めの薬が効かない、冷気・ほこり・電話・会話など |
| で咳き込むなどの症状が見られます。 |
| Q2 |
| 咳が長引いて困ってますが、どうしたらよいでしょうか?何とか咳を止めたい!です。 |
| 〜 頑固な咳に注意! 〜 |
| A2 |
| 〈 痰がからむ咳(湿性咳)の場合 〉 |
| この種の咳を無理に止めてしまうと痰が行き場を失い気道をふさいでしまいます |
| ので、痰が出る原因をさぐり、それを取り除くことが先決です。原因がなくなれば、 |
| 痰も減り、咳も少なくなります。 |
| 〈 痰がほとんどない咳(乾性咳、空咳)の場合 〉 |
| 激しい咳が長く続くと体力を消耗し、睡眠の障害や胸痛などの苦痛を伴います。 |
| この種の咳には積極的な咳止め治療と咳の原因となる病気の治療が必要です。 |
| 乾いた咳は通常の咳止めの薬を飲んでも効かないことが多いので、たかが咳と |
| 安易に考えずに早めに専門医に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。 |